2021.10.09ブログ
辛い肩こり!鍼灸で楽になろう
肩こり
首と肩の周辺には、さまざまな筋肉があります。これらは重い頭や腕を支えて立っているだけで、緊張し続けています。緊張が続くと筋肉が疲れて疲労物質がたまり硬くなります。それが血管を圧迫して血液の循環を悪くしたり、末梢神経を傷つけたりして、こりや傷みを起こします。また、血行不良になると、筋肉に十分な酸素や栄養が供給されず、筋肉に疲労がたまって、ますます筋肉が硬くなってしまいます。
人間の背骨がゆるやかなS字カーブを描いているのは、重い頭や腕を支えながら二本足で歩けるように、姿勢を保つため。背骨の間には「椎間板」があって、衝撃をやわらげるクッションの役割を果たしています。年を取ると、このクッションがだんだんつぶれて硬くなり「頸部脊椎症」といわれる状態になり、これも首や肩の痛み・こりの原因になります。40歳ごろからみられはじめます。
50歳前後に起こる肩の痛みは、「五十肩」の場合があります。「肩関節周囲炎」という病名が使われることもあります。腕を体の後ろに回すこと、例えば腰の後ろでエプロンのひもを結ぶ動作がしづらくなるなどが特徴で、腕を上げようとするときに痛みを感じます。原因は明らかではありませんが、肩関節をとりまく腱の組織が老化して、使いすぎによる炎症が起こっていると考えられています。
目次
症状
首すじ、首のつけ根から、肩または背中にかけて張った、凝った、痛いなどの感じがし、頭痛や吐き気を伴うことがあります。
肩こりに関係する筋肉はいろいろありますが、首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋という幅広い筋肉がその中心になります。
原因
首や背中が緊張するような姿勢での作業、姿勢の良くない人(猫背・前かがみ)、運動不足、精神的なストレス、なで肩、連続して長時間同じ姿勢をとること、ショルダーバッグ、冷房などが原因になります。
内蔵の疲れからくる事もあります。例えば、肝臓が疲れている方は、右肩がこりやすく、胃腸が疲れている方は左肩がこりやすいなども要因として考えられます。
またこれら以外にも、貧血、低血圧、高血圧などの症状があるときは肩こりを起こしやすくなります。また、狭心症や心筋梗塞、胃潰瘍などが原因になっていることもあります。
そのほか、目の病気がある、視力に合わない眼鏡をかけ続けている、歯のかみ合わせが悪い、虫歯があって片方の歯でしかものをかめない、などが原因になっている場合もあります。
また、不安・イライラなど長く続くストレスが肩こりを誘発するともいわれています。
予防
• 同じ姿勢を長く続けない。
• 蒸しタオルなどで肩を温めて筋肉の血行を良くし疲労をとる。
• 適度な運動や体操をする。
• 入浴し身体を温め、リラックスする。
など。
治療
当院では、鍼灸治療により肩こりの改善を図っていきます。
鍼灸で気の巡りや血行を良くして、筋肉の緊張をほぐし痛みを緩和させていきます。
鍼灸は体全体を整え、身体機能の正常化を図り、自然治癒力を高めていくと云われております。その力を最大限に引き出し、辛い肩こりを改善していきます。
その他にも下記の療法もあります。
肩の体操療法
マッサージ療法(筋肉の血流を改善させ、筋緊張をやわらげる)、温熱療法(蒸しタオル、入浴などで筋緊張をやわらげる)、運動療法(筋力強化)、安静など。
明らかな原因疾患があれば、その治療が必要です。
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