2021.04.28ブログ
坐骨神経痛!実は鍼灸で改善される?
坐骨神経痛とは、腰から足にかけて伸びている「坐骨神経」がさまざまな原因によって圧迫・刺激されることであらわれる、痛みやしびれるような痛みなどの症状のことを指します。
多くの場合、腰痛に引き続いて発症し、次にお尻や太ももの後ろ、すね、足先などに痛みやしびれるような痛みがあらわれます。
目次
坐骨神経痛は下記のような事から発症します
腰部脊柱管狭窄症
「背骨(脊椎ともいいます)は、身体を支える役割とともに、脳から背骨に沿って延びてきた神経(脊髄)を守る役割も担っています。この神経が走っている背骨の隙間のことを「脊柱管」といいます。
腰部脊柱管狭窄(ようぶ せきちゅうかん きょうさく)とは、文字通り、腰のあたりにある脊柱管が狭くなって神経が圧迫された状態のことで、50代を超えた中高年に多く見られます。
脊柱管が老化などの原因で狭くなり、神経根や馬尾と呼ばれる部分が圧迫され、下半身に痛みやしびれるような痛み、麻痺や間欠跛行(かんけつ はこう)と呼ばれる痛みによる歩行障害を伴うこともあります。
腰椎椎間板ヘルニア
背骨(脊椎)は、「椎体」という骨と、その間でクッションの役割をする「椎間板(ついかんばん)」が交互に積み重なっています。椎間板の中にはゼリー状の「髄核(ずいかく)」という部分があり、椎間板ヘルニアでは、何らかの理由でこの髄核が押し出され、脊柱管の中を通っている神経が圧迫されることで痛みやしびれるような痛みが起こります。
この状態が腰のあたりの背骨で生じたのが「腰椎椎間板ヘルニア」で、下半身に痛みが起こります。
梨状筋症候群
お尻の奥にお尻を横切るようについている筋肉(梨状筋)の中を走っている坐骨神経が、外傷やスポーツ活動などで圧迫されて起こる、痛みのことです。
坐骨神経は、骨盤からでて足へ向かいますが、その際、骨盤の出口のところで、梨状筋という筋肉とのトンネルを通ります。この筋肉は通常柔らかいのですが、負担がかかって硬くなってしまうと、おしりに痛みを起こしたり、側を走る坐骨神経をつぶしてしまいしびれがでてきます。このような病気を梨状筋症候群といいます。
症状
坐骨神経痛は中高年の方に多く見られ、お尻や太もも、すね、ふくらはぎ、脚にかけて、鋭い痛みやしびれるような痛み、ふくらはぎの張り、冷感や灼熱感、締めつけ感などの症状があらわれます。
こうした症状は、脚の一部分だけに強く感じることもあれば、脚全体に強く感じる場合もあります。
腰(体)を動かしたときに足の痛みが激しく出る。
安静にしていてもお尻や足が痛くて眠れない。
足だけではなく腰にまで痛み(腰痛)が現れる。
体をかがめると足腰が痛くなり、靴下をはくことが困難になる。
立っていると足が痛んで立っていられない。
など
当院の坐骨神経痛治療の仕方
当院では、坐骨神経痛に対してどのように施術をしていくのかといいますと、刺さない鍼、温かいお灸、その他温熱療法等を取り入れ、その症状の改善を図っていきます。
坐骨神経痛だからといって臀部や腰に鍼灸を施すだけではありません。
全身の状態を把握し、その方が何故このような症状が出ているのかをきちんと問診、触診等で見極めていき、その原因を取り除いていくようにしていきます。
人は生きている限り、自然治癒力という治す力を持っています。
当院では、鍼灸を通してその力を最大限に引き出し、痛みや痺れが改善されるように図っていきます。
坐骨神経痛でお困りの方、ぜひ一度、当院ならではの刺さない鍼、優しい施術を体験してみて下さい。
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