2020.12.11ブログ・施術について
鍼灸で腰痛を改善できるのか??
腰痛症とは
もはや「国民病」ともいえる腰痛ですが、男性では1番目、女性でも肩こりに次いで2番目に訴えの多い症状で、その数は増加傾向にあります(厚生労働省の平成28年国民生活基礎調査)。
腰は、腰椎と呼ばれる5つの骨がブロックのように積み上げられて構成されています。腰痛の多くは、腰椎への負担や、障害が起きることで発症しますが、その他にもさまざまな要因が腰痛の発症に関係しています。
目次
- ○ 原因
- ○ 腰痛が慢性化する原因
- ○ 鍼灸で腰痛を改善しましょう
原因
腰痛症の原因はさまざまですが、腰痛のうち原因が特定できるものはわずか15%程度といわれています。
代表的なものは、腰椎が直接障害される圧迫骨折や、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄などがありますが、その他、細菌感染やがん、臓器や血管などの病気が原因となり、腰痛を引き起こすこともあります。
一方、残りの約85%は、レントゲンなどの検査をしても原因が特定できないといわれています。このような腰痛では、生活習慣、ストレスや不安、不眠など心の状態が影響していることもあります。また、見た目にはわからない神経の障害によって痛みが生じていることもあります。
原因が特定できる腰痛
腰痛の原因となる病気は、大きく(1)腰椎を直接障害するもの、(2)腰椎を障害しないが、臓器の周囲にある神経を刺激するもの、に分けられます。
(1)は腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄、背骨の骨折など、腰椎に異常が生じている病気だけでなく、骨への細菌感染やがんの骨転移といった命にかかわる危険な病気も含まれます。
一方で(2)に含まれる病気として、胃潰瘍など消化器系の病気、尿路結石など泌尿器系の病気、子宮筋腫など婦人科系の病気、解離性大動脈瘤など循環器系の病気などがあります。
※坐骨神経を圧迫・障害し、腰だけでなく脚にしびれや痛みが生じる場合は、「坐骨神経痛」とも呼ばれます。
原因が特定できない腰痛
画像検査などで腰痛の原因がはっきりと特定できない場合は、以下のような影響が関係していることも考えられています。また、こういった要因が複雑に合わさると、痛みが徐々に慢性化することも多くあります。
筋性腰痛、椎間板性腰痛、椎間関節性腰痛、仙腸関節性腰痛など
腰痛が慢性化する原因
慢性の腰痛とは、筋肉の炎症による痛みと神経の痛み(神経障害性疼痛)、また、心理・社会的要因などが複雑に合わさった状態です。
腰痛によって身体を動かさないでいると、それが精神的ストレスとなります。精神的ストレスが続くと、痛みを抑制する脳のシステムが機能しなくなって神経が過敏になり、さらに腰痛を感じるようになり、ますます身体を動かさなくなってしまいます。これが腰痛の悪循環です。
また、痛みのことばかり考えていたりすることも、ストレスとなり慢性化の原因となります。
このように腰痛が慢性化する原因はさまざまであり、適切に対処することが必要です。
鍼灸で腰痛を改善しましょう
鍼灸は東洋医学に基づいていて、経穴(ツボ)に針で刺激を与え、血行を良くし自己免疫力を高めます。
その方の体質や体調によって気が流れるルート「経絡」が異なるので、それを見極める技術と経験が重要です。
気の流れる経絡は一人ひとりで違いますので、それを的確に見つけ出して経穴に施術することがポイントになります。
経穴に鍼灸を施すことで「気の流れがスムーズ」になり、「血行も促進」されます。すると自然治癒力が促進され、身体が持つ本来の姿に戻ると云われてます。
身体の不調(腰痛はもちろん、むくみや疲れ目、頭痛さらに肩首や背中や脚の張りなど)は、身体の気血の巡りが滞ることで起こります。
このような症状に対し、鍼は身体の根本からの解消に役立ちます。
腰痛でお困りの方、ぜひ一度、鍼灸をお試しください。
当院では辛い腰痛が改善されますよう、しっかりサポートさせていただきます。
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