2020.02.25施術について
刺さない鍼とは?その効果について鍼灸師が徹底解説!
最終更新日:2022/11/25
千葉市都賀にある鍼灸院らくげん鍼灸院では「刺さない鍼」による施術を行っています。
・鍼は刺すものじゃないの?
・刺さない場合は効果が薄れそう
そのように思う方もいらっしゃるかもしれませんが、刺さない鍼、所謂「鍉鍼(ていしん)」にはメリットもしっかりございます。
本記事では、刺さない鍼をご存知でない方の為に解説をしていきます。
目次
- ○ 刺さない鍼ってどんなもの?鍉鍼(ていしん)とは
- ○ 刺さない鍼の効果について
- ○ 刺す鍼と刺さない鍼の違い
- ・刺す鍼のメリットとデメリット
- ・刺さない鍼のメリットとデメリット
- ・刺さない鍼はなぜ小児鍼として利用されているのか
- ○ ぜひ刺さない鍼をご検討ください!
刺さない鍼ってどんなもの?鍉鍼(ていしん)とは
刺さない鍼とは、金や銀製の細長い鍼の事で、鍼の先端が丸く、針状になっていないため刺さらないようになっています。これは「鍉鍼(ていしん)」という鍼で、中国でも大昔から使用されている道具になります。
歴史としては、刺す鍼よりも古くから使っていると言われており、小児鍼としても使用されています。
痛みがない鍼になるため、身体の表面にあるツボに優しく当てて施術を行っていきます。
刺さない鍼の効果について
刺さない鍼の効果は、皮膚の上からツボにあてることにより筋肉の緊張をほぐすことにより滞っている疲労を緩和していきます。刺す鍼とは違い、刺さらない鍼の為、出血もせず、痛みもほとんどないため安心して施術を受けていただけます。
優しい刺激のため、体がリラックスしやすく癒し効果も得られる事や、服の上からの施術も可能なため、女性にも人気の施術法です。
当院では温灸との併用し、温めることによって冷えを取りながら、身体機能の向上化を図ってきます。
そうする事で、体を元気にしていく手助けを行っていきます。
刺す鍼と刺さない鍼の違い
刺す鍼と刺さない鍼にはどんな違いがあるのかをメリット、デメリットを含めながら説明を行っていきます。
人によって合う合わないがあるかと思いますので、どちらを選ぶかは検討して決めていただくと良いかと思います。
刺す鍼のメリットとデメリット
刺す鍼の特徴は、やはり刺す事です。その為、痛みを伴う事があります。
所謂、ひびきというものがあり体に「ズーン」とくる刺激がある事が特徴です。
メリットとしては、刺すことにより、深部のコリにダイレクトにアプローチできるものとなっています。
ですので、局所的にアプローチを希望をされている場合はオススメ出来る施術です。
デメリットは、刺激が強い為、痛み弱い方は恐怖心や緊張感を感じてしまい、体が硬直してしまうのでかえって疲れてしまうこともあるかと思います。
刺さない鍼のメリットとデメリット
刺さない鍼の特徴については記事の最中にご説明しておりますので、
こちらでは省かせていただきます。
刺さない鍼のメリットについては、刺す鍼に比べて安心・安全なところです。
刺す鍼のデメリットに記載を致しましたが、恐怖心・緊張感を与えない為、リラックスしての施術が可能な点です。
主に皮膚にアプローチをしていくため、優しい刺激を与えることができます。皮膚という最大臓器に施すため、全身を整えるのに最適です。
先端恐怖症の方や虚弱体質、敏感な方にもオススメできる施術法となっています。
刺さない鍼のデメリットは、刺す鍼に比べて施術後にスッキリ感を感じにくいと言われています。
局所的アプローチが刺す鍼よりも多少劣るところです。
刺さない鍼はなぜ小児鍼として利用されているのか
刺さない鍼が小児鍼として利用されている理由は、メリットに記載させていただいたように刺激が少ない事と恐怖心、緊張感を与えないという事。
子どもは大人と違い、刺激に敏感なため、低刺激な施術でないと体に悪影響・負担をかけてしまう可能性が高いと言われています。
その為、刺す鍼ではなく刺さない鍼が小児鍼には効果的と言えるでしょう。
ぜひ刺さない鍼をご検討ください!
いかがでしたでしょうか。
刺さない鍼をご存知でない方に少しでも参考になれば幸いです。
記事内でもご説明をさせていただいた通り、人によっては合う合わないもございますが、刺す鍼が怖いという方にはすごくオススメの施術法なので鍼灸に初めてチャレンジするという方は、まずは刺さない鍼をご利用いただくと良いかもしれません。
また、当院ではよもぎ蒸しも施術メニューとしてご用意がございますので、次回はよもぎ蒸しについてご説明をしていきたいと思います。
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